さくらのよる

2004年4月1日
ここがいつのどこなのかすら忘れてずっと桜に圧倒されていた。
闇の中で灯りに照らされた桃色を帯びた白い桜が咲き誇る。
風が吹くたびに花びらが舞い散りあたかも空間そのものに桜が咲いているかのよう。
闇に映えるその様は可憐で華やかで――普段の桜よりも艶やかな美しさがあった。
まえのこともさきのこともどうでもよくて、たださくらのよるに酔っていた。

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