嗚呼是即ち無価値に候。

不幸面してる奴がいた。
あたかも自分自身が悲劇の主人公であるかのような顔。
だから話を聞いた。
大して苦労もしてない・・・。
大して不幸でもない。
どうしようもない、だと？笑わせる。
お前よりも苦労してる奴がいる
お前よりも不幸な奴がいる。
そいつらだって、自分でどうにかして生きてるんだ。自分の努力でどうにかしてるんだ。
お前はなんだ？お前は大した努力だってしちゃいない。
どうにもならないように見えたって、覚悟があれどうにかできる。
お前がやってる事はなんだ？
ただ人前で、自分の部屋で一人で「ああ、自分ってなんてかわいそうなんだろう。」「ああ、俺が自由な鳥だったらいいのに」だろう？・・なんて無様。
お前がやってる事は自虐的な自己陶酔だ。逃避だ。
ちがうか？お前はただ「不幸な自分」に酔ってるだけだ。馬鹿馬鹿しい。そんな事してないで、自分にできる事を、努力をしろ。
・・・ああ、お前はこの言い方じゃ甘えちゃうんだろ？
言い直してやるよ。
できなくってもやれ。無理なんて認めない。

むかつくんだ、お前。僕を見てるみたいで。

ほら、手伝ってやるからさ・・・がんばれよ。